2020年の最初の満月はウルフムーンと呼ぶそうです。
由来や見ごろなど、満月にについても調べてみました。
そして2020年1月最初の満月は半影月食も同時にやってくるそうです。
ウルフムーンとは?由来は?
アメリカのThe Old Farmer’s Almanacという農業暦には、各月の満月の呼び名が記載されており、1月の満月は「ウルフムーン」とされています。
1月の満月の時期に狼がより頻繁に遠吠えする事などから、アメリカの先住民が1月に見られる満月を『ウルフムーン(Wolf Moon)』と呼んだそうです。
狼は冬の間、縄張りを主張をし、仲間を見つけて狩りをするために遠吠えをする傾向が多くみられるそうです。
また、アメリカの先住民は先祖代々狼に対して、尊敬の念を抱いていました。
そのような背景からも狼に敬意を表し、1月の満月を『ウルフムーン(Wolf Moon)』呼ぶようになったそうです。
1年間の満月の呼び名と由来
ウルフムーン以外にその他の満月の呼び名と由来について調べてみました。
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前をつけていました。
1月 ウルフムーン(由来:狼が空腹で遠吠えをす時期)
2月 スノームーン(由来:狩猟が困難になる頃)
3月 ワームムーン(由来:土から虫が顔を出す時期/メープル樹液が出る時期)
4月 ピンクムーン(由来:フロックス(ピンクの花)が咲く時期)
5月 フラワームーン(由来:花が咲く時期)
6月 ストロベリームーン(由来:イチゴが熟す時期)
7月 パクムーン(由来:雄ジカの新しい枝角が出てくる時期)
8月 スタージャンムーン(由来:チョウザメが成熟し、漁を始める時期)
9月 ハーベストムーン(由来:収穫の時期)
10月 ハンターズムーン(由来:狩猟を始める時期)
11月 ビーバームーン(由来:毛皮にするビーバーを捕獲するための罠を仕掛ける時期)
12月 コールドムーン(由来:冬の寒さが強まり、夜が長くなる時期)
2020年1月の満月の見頃は?
2020年最初の満月は1月11日(土)午前4:21です。
早朝となりますので、リアルタイムで見る方は少ないかもしれないですね。
この時間でなくても前日10日の夜にはほぼ満月をみることができます。
また今回の満月は同時に半影月食も見られます。
月が地球のかすかな外側の影(半影)を通過するときに起き、満月の時に発生する現象
半影月食の始まりる図国は1月11日午前2時7分、食の最大は1月11日午前4時10分、半影食の終わりは1月11日午前6時12分です。
今回の満月は地球の本影近くまでかなり近づくそうです。
その為、月は通常よりも少し暗いように見え、減光がわずかなため、肉眼では判別しずらいようですが、今回の半影月食は肉眼でも認識できる可能性がかなり高いとも言われています。
また気になるお天気ですが、1月10日から11日の明け方は太平洋側を中心に晴れており、満月を見られる所が多くなっているようです。
2020年の1月10日はちょうど3連休前の金曜日です。
翌日11日の土曜日はお休みの方も多いのではないでしょうか。
綺麗な月を見て過ごす夜も、神秘的で素敵な時間が過ごせますね。
是非1月のウルフムーンと呼ばれている月を眺めてみてください。